国民新聞


徳富蘇峰が『国民之友』発行に成功したのちに発刊した日刊の独立新聞。平民主義の立場から政治問題を論じた。明治20年代における社会主義思想は、国民之友・国民新聞によって大いに培われたといえる。

優れた史家、評論家が入社して、その新鮮多彩な紙面は当時のインテリ青年層の歓迎を受けた。 昭和4年蘇峰が退陣するなど変遷を経たが、昭和17年東京新聞に合同するまで長い間世論をリードした。 

明治23年(1890)2月1日創刊~昭和17年(1942)10月終刊 397リール